1/7(火) 睡眠時間6時間15分 7,218歩
新作アニメは最近見てないのだが、今シーズンは魔法使いプリキュアの2期と100カノの2期が放送予定なのである。家にテレビが無いためアマプラでの放映日をチェックすると、火曜深夜と水曜23:00放映予定。
水曜は週で唯一のリモートワーク日に設定しているからただでさえ楽しみなのに、来週からはアニメ2つだと…！？ 精神的には実質週休3日じゃないか。
やったこと
起きてまだ睡眠時間が足りないことを自覚しながらも、今日も準備を整えて出社。今日は晴れの予報って聞いたから、雲行き怪しくても傘は無くていいな…と外に出たら1分で雨が降ってきた。ピチピチジャブRunRunRun!!
仕事
今日の仕事は引き続き実装作業。たまにSlackのつぶやきを拾いつつ、たまにレビューをして返しつつ、あとは頭を悩ませながら実装作業。「そんな仕様あったなぁ～～！」と内心叫びながら進めていた。
キャベツについて呟いたら、社内にもキャベツの嘆きを抱える人が多数。日記を見直すと、12月末は350円だったのに、今年になってから626円。約1.8倍である。
たぶん野菜界の代表でもあるので、東証は今すぐ日経平均株価にキャベツ価格を取り入れるべき。
昼休み
昼休みは10分で食べ終え、音楽理論に詳しい方に「”コンファメーション進行”とは何ですか？」と聞いてみた。
1か月前からずっと気になっていたのだが、自分でちょろっと調べた限りだと音の相対的な置き方の定石（？）ぐらいの理解でとどまってしまったため、趣味で体系的に学んでいそうな人へ質問してみた。
ピアノの黒鍵白鍵という言葉と、楽譜の読み方ぐらいしか分からぬ人間にどう教えようかと頭を抱えていらしゃったが、”音階”と”階名”という言葉から徐々に知識の海を広げて、”メジャー”、”マイナー”、”フラット”等、コード進行表で出てくる謎の記号たちについて50分みっちりと講義していただいた。
要するに、一言ざっくりで表すと「主の音を中心として、ある決まった音の高さの流れを、相対的な距離で表した表」になるのかな…？
最後に「音楽理論を知るならサウンドクエストというサイトはおすすめですよ*1」と教えていただいた。音楽理論業界も、ネットでは情報の信頼度が玉石混交らしい。有識者の情報は有難いなぁ。
人生の短さについて
帰宅して、正月ボケの如くずれていた日記と、月まとめを書き上げる。「なっとく！」を進めるにはまだ1日休憩が足りないため、年末から少しずつ読んでいたセネカの本を読み終えることにした。
解説によると、この本はセネカが書いた「道徳論集」のうち3編を選んで翻訳されたもの。薄い冊子ながら、弟子を𠮟咤する警告のように書かれている文章は、読み応えがあった。
人生の短さについて
表題作。「人生が短い」と嘆く人は多いが、賢く使えば実際は人生は長い。ただ人が時間を浪費しているだけである…という話から始まる。
われわれの一生も上手に按配する者には、著しく広がるものである。P10 l7
というわけだ。
そして人生が短く感じられる人は一体どのような人たちであるか…というのが列挙される。
自分自身のために暇が持てない人には「50歳から暇な生活とか言ってたら先に死ぬぞ？」
酒と性に熱中する人は「これほど恥なことに心奪われる人間はない」
先々のことをいつも口走っている人間には「どんなに時間を与えても、常に現在を気にしない人間には無駄」と順番に述べていく。（私の意訳は多分に含んでいるが）
万人のうちで、叡智に専念する者のみが暇のある人であり、このような者のみが生きているというべきである。P42 l7
と途中で語っている通り、自分に時間を作ること、人に時間を奪われることを気にするべきだとセネカに諭されたように感じる。
人生はあっという間に過ぎるということを、25を過ぎそうな今は特に感じているが、実践していくのは中々大変そう。
「時間を奪われたくないので誘わないでください」と言う若者がいたら、二度と人の話しかけてもらえない気がするね。
心の平静について
「セネカ君、私は平静*2に生きたいのに、たまに贅沢に心奪われたり、人に必要以上に尽くそうとしたり、野心に駆られてしまうことがあるんだけど、いったいどうすれば平静に生きられるかな？」と聞くところから始まる話。
セネカ曰く、
- 無気力な人、変化を諦めた人、人に嫉妬する人、疲れて諦める人…要するに自己に対する不満がある人
自分では無理だったことを辛抱し続けた結果、自分を成長支えない生活の停滞を招き、自己嫌悪し、閉じ込められた欲望が自分を締め付けるとのこと。
こういう人は、楽な体位を探す病人のように、何事も長く辛抱せず、変化を薬に使うとよいとのこと。
- 常に自分探しの旅に出る人は、運動しろ仕事しろ勉強しろ。
われわれは何事を耐えるにも弱く、苦労にも快楽にも己自身にも、その他いかなることにも長くは辛抱できない。P74 l11
だけなので、環境のせいにするなとセネカは言う。何かに打ち込んでいたら、大体役に立つよとのこと。
- 次に大事なのは、自分を知ること。
自分の実力は買い被るから、仕事を見て自分に出来るか吟味しろ。自分の性質が、活動的な仕事に向いているか、それとも研究か黙想に向いているかを把握しろ。そして友人を作れ。最善のベストパートナー賢者ではなく、悪の最も少ない衛生的な人で十分だよ。でも愚痴を言う人は何事にもため息をつくからやめとけよ…らしい。
就活講師になりたいのか、結婚相談所になりたいのか、どっちかにするんだセネカ。
- 財産：ほどほどにせよ。積読は見せびらかすだけになるので注意。
- 欲望：高位に立っている人を羨んではいけない。
高くそびえて見えたものは、実は険しい断崖である。P95 l11
- 行動：無駄に骨折り損をするべからず。あらゆる労力は、一定の目的のために行われるべきである。
- 心：適度に休め。畑も収穫し続けると、そのうち枯れる。寝すぎも飲みすぎも良くないが、しっかり休むことで、心を自由にできる。
かのプラトンも、「詩作の門を正気の心で叩いたが無駄であった」と言っているぐらいだから、心が陳腐なことから解き放たれた羽ばたいた時には、常人にはたどり着けない最高にハイな高みへと行くことが出来るよ。
分ったかい、セレヌスくん。
幸福な人生について
セネカ曰く、幸福な人生とは
- 心が健全であり、その健全さを強く持つこと
- 心が強く逞しく、忍耐強いこと。あとは身体も心配ないこと
- 最後に、生活を構成することについて細心であるが、驚嘆はせず運命の奴隷にならないこと
だそうだ。とりあえず運動して、睡眠取って、食事して、仕事して、体と心を健康にしろということだね。
あとは快楽じゃなくて徳を追求しなさい、財産などは持っている方が嬉しいけど、心を支配される無いのが大事なんだよ…という話など。
感想
以上、セネカの話。ここではマイルドな表現にしているが、本書内ではスバズバと人のしてはいけないことを追求していく。「君主論」といい「人生の短さについて」といい、口が悪い本ばかり残りすぎである。しかし、毒にも薬にもならぬのは歴史の重みで滅んだだろうから、これも当然の帰結か。
1周目は読んでいるときは眠い本だったが、日記に書くために斜め読みした2週目は面白かったな…。
ごはん
朝食：菓子パン
夕食：マグロ丼
丼ものはさっさと米とおかずが食えて素晴らし！！
