5/10(土) 睡眠時間11時間
書き方の「型」が無いから、感想を書くのに苦労するんだろうな~と改めて感じる。
それがあれば、たくさん本を読んだ日に日記へ取り組むのが怖くないんだがなぁ。素敵な感想文を読んで、構造分けしてみるのがいいか。でもたぶん、表層だけ真似して書いてもダメなような気も…。ふにゃー。
やったこと
図書館の大魔術師1~7巻
あ~~~、何故私はこの漫画を見過ごしていたんだ。いやでもここで一気に読めて幸せだったような気も…!
図書館を巡る、英雄と魔王と人と精霊の物語。主人公に憧れるみにくいアヒルの子の物語を主軸としながら、民族問題という人の諍いと友愛の話を織り交ぜ、魔術というファンタジー溢れた豪華な装丁で出来ている漫画。とにかく最高なんだ。
1巻は去年の同時期に読んで*1「ふ~ん」と感じただけだったが、マガポケの広告から2巻分を読んで引き込まれてしまった。
1巻
主人公シオ君とセドナさんが出会って始まる英雄譚。
いじめられている少年がいて、颯爽と現れたお姉さんの協力を受けながらトラブル解決し、そして最後のタイトル回収。

おいおい、最高の物語がスタートしたなぁとワクワクする。ナルトの少年編をプレスかけて1巻に詰め込んだかのような内容で、大変読み応えのある話だった。
映画のモノローグ、エピローグのような演出が時々見られるから、作者の方は泉先生は好きなのだろうか。
2巻
ハンター試験へ向かう道の如く、登場人物が増えてくる2巻目。この巻で一番カッコいいのはやっぱりシオ君を鍛えた石工業の親方でしょう。
「嘲笑は偉大な挑戦の始まりの合図なんだぜ」第8話
「”かっこいい”っていうのはな。最強の”でっぱり”なんだぜ。」第9話
「最後に先頭に立っているのは体力のある奴なんだと__」第9話
酒が大好きで褒められた人ではないが、漢気のある親父だった。
3巻
試験とちょっとした町のトラブル回。
6種族の自治区があり、その中心地に存在するのがシオの受験している中央図書館。中心地だけあって様々な民族が試験を受けに来る。不埒な恰好に見える民族衣装を纏う種族もいれば、結婚するまで仮面を付けて過ごす種族もいる。そうした違いを許容し協力していくためには、お互いへの尊敬と理解が必要で…。
自然と対人コミュニケーションの教科書になっているのが、この漫画の素敵なところ。
試験パートだけだと動きが無いからか、不穏な勢力の存在をにおわせたバトルもあり、ここで第一章が終わる。おいおい、ここも演出最高かよ(2回目
4巻
初めまして図書館の見習いさん。
女性は家庭の仕事をしていればいいという逆風を跳ねのけて入るのだから、来る女性はそれぞれ何かしらの世界観もとい強さを持っている。そんな27人が集まるから穏やかには始まらないよね。

おばば様の場を引き締める発言から始まる入館式。護廷十三隊かのような図書館十二室トップ達の登場シーンも本当にかっこいい~!!!
単行本の魅力の一つには話の幕間のおまけページの存在があると思うが、今巻の幕間ページは入館した26人の見習いたちのプロフィールが記載されていて大変助かった。髪や口調などの特徴はあるとはいえ、いきなり現れた20数人の横文字氏名は全く覚えらなかったため、分からなくなるたびに4巻へ戻っていた。
人生で一番見直した幕間かもしれない。

5巻
好奇心旺盛な優等生と、血統主義の問題児と、発光する行方不明児の話。
舌出しを親交の文化と設定した泉先生は天才だと思う。アヤちゃんも財務室の番人もいい味を出しているなぁ…。
見習いたちは図書館の業務を知るために順番に”室”を巡って研修を受けていく。
修復室で1巻以来となるナナコ先輩の登場。本を非常にこの上なく愛する文学少女なのだけれども、毎度いい顔をするんだよなぁ*2…。


二十八話「貴氏は賢者である」
1巻で修復に走るシーンは普通にかっこいいんですよ。ちょっと愛が強すぎるだけなんです…。
6巻
血統少女が起こす騒動が一段落。
ネガポジ問わず感想が嫌でも目に入ってしまいそうな時代なのに、読者に嫌われそうなキャラを3巻からここまで維持するんだから、先生はSNS付き合いが上手いのか、あえて全く見ないようにしているとしか思えない。
切れるシオ君の主張はカッコ良かったが、私的には「生きる上で最も大事なのは睡眠である」というイエアッド先生の教えの方が印象に残っている。
7巻
さぁ、世界は待ってくれないぞ~!! 図書館内外で起こるトラブルが見えてくる7巻目。
見習いたちの話題に上るのは思想が強い本のお話。
フェイクニュースという言葉もすっかり当たり前になった時代の身としては、「嘘は自分で見抜けるようにならないとね」という言葉には、強く頷ける気がしない。誰が言ったか「数字は嘘をつかないけど、数字を使う人は嘘をつく」。今は写真すら信用できない。
「私達が真実、嘘と判断しているのは、情報に紐づく権威を参照している」という言葉も合わせて、”情報との向き合い方”について考えさせられる話だったと思う。
7巻しかないのに1冊ずつが映画のように濃厚で、何度も読み返して数時間が過ぎていた。書が持つ情報と、人に向き合う話。海賊小説のように心躍り、思想書のように考えさせられ、心に残った漫画だった。
読み終わった直後に8巻はAmazonで注文したが、6月に発売される9巻はとんでもなく遠いなぁ。そんなことを思いながらWeb版を見ると、もう既に3章がスタートしているだと…!?
よつばと1~14巻
すげー! おもしれー!!
翻訳者の全技術
どの媒体で知ったのかは覚えてないが、面白そうで欲しいものリストに入れていた本。友人が送ってくれたのが今朝届いたので読んでみた。
内容としては、うちの本棚でも眠っている『21世紀の資本』を訳した山形浩生先生が、インタビューを受けて話した様々な考え方のエッセイ。翻訳でのポリシーやら、読書と積ん読やら、好奇心を育てる話やら。
1章「翻訳の技術」
題の通り翻訳がテーマ。翻訳が読みにくい時って、翻訳者が悪い場合と、元々の原文が悪い場合の2パターンあるという話は目から鱗だったかも。
日本の独特な翻訳文化や、記憶に残る翻訳家として何人かの名前が挙がっているのは興味深かったけれども、そこまで印象には残らなかった章。
2章「読書と発想の技術」
私の家には20冊以上の積ん読本達があり、毎朝仕事に出る私を玄関の両側から睨むのだが、読書家の山形先生も例に漏れず積ん読をしてしまうらしい。ちなみに本人も、
「本を買って、なんかやったような気になることは多いーーけどそれは実は何もしていないのだ」p.103 L13
と述べていらっしゃる。
じゃあその解消のためにどうするのかというと、
1つは、大人しく投げ出す。諦めた分野の本を古本屋に流せば、誰かの役には立つかもしれない。
2つ目の解消法は、もちろん有無を言わさず読むこと。人は自分の世界を変えてくれるであろうと期待を込めて本を買うが、そういう場合はえてして気合を入れて読まなければいけない気持ちになる*3。
違う、それでは進まない。時間が余ったときなんて人生には来ないんだから、斜め読みでも1行だけでも最初と最後だけ読むのでも良い。ナナコ先輩に怒られそうだから読むのでもいいと思う。
全部を一気に理解しようとするから拒否感が大きくなるのであって、いかに自分を騙して心理的ハードルを乗り越えられるかが大事になる*4とのこと。
「俺たちを放って、何漫画読んでんねん」という視線を、明日からは少し受け止めてあげたいと思った。
進めたのだが、いまいち理解して身になっているように思えない。”理解”したはずの文法も、次の日に再現は出来ないと思う。
なんて話を数日前の日記で書いていたのだが、本文でヒントがあった。
「これを使って何をしよう」と考えた方が、物事の構想は理解しやすい。p.87 L7
私に足りないのは、人の具体を自分の具体に落とし込む理解だったのかもしれない。読むだけじゃなくて、何か作った方が身につくよね。そうだよね…。
3章「好奇心を広げる技術」
経験に勝る知識は無いということもあるが、山形さんにとって旅行と工作は世界を観察するため大きな手掛かりとのこと。
「モンゴル人の”ノマド”は全然自由ではない」というように、知らない世界に飛び込むことで学ぶこともあるから、飛び込むことを避けてはいけないという話だった。2章に書かれていたけど、日常のルーティンを少しずつ変えることも、好奇心を育てるにはいいですね。
予想していたのとはちょっと違う新書だったけれども、これはこれで、ある人の知的生産の技術本として興味深かった。Thanks.
ごはん
朝食:フルグラ
昼食:台湾まぜそば
夕食:レトルト銀座カレー
今日は近所のスーパーでその場しのぎの買い出し。銀座カレーはやっぱりレトルトの中でもナンバーワンのウマさだなぁ。毎度選ぶにはちと高いのだが…。