10/8(水) 睡眠時間4時間半
やったこと
仕事
暑さはすっかり落ち着いた今日の仕事は、同じく落ち着いて、細々としたタスクや問い合わせの打ち返し。あとは長らく気になってたエラーの詳細を調査するくらい。「何のタスクから取り組もうかな～」と悩めるくらい、贅沢な選択肢が私の前に広がっていた。
「今は余裕があるので、これ取り組んでいいですか？」と半年も前に忘れ去られていたチケットを掘り出してきて、上司に許可を取る。長く忘れている間に負債は膨らんでいたようで、今さら手を付けるには恐ろしいくらいに発酵したチケットとなっていた。これも全て、暑すぎた夏のせいだな。
やる理由はユーザー体験の向上と職業的使命感、やらない理由は、負荷の高さ、評価されにくい仕事であること、そして前任者の置き土産で原因を知らないこと。正直、見なかったフリをして埋め直したい。
やるかぁ～～～～！
我はアドレナリンだけで動く男。気合を入れればなんぼのもんじゃい！
Software Design 2025年9月号
10月のタスク、その1。横の出窓に並んでいる積読の山を片付けること。少しだけ手を出した分厚い本が数冊、雑誌が数冊、技術書が1冊。9月は積み上がるタスクに歯噛みしつつも、出窓に並んだ本達が寂しそうにしているのが時折目に入って心を痛めていた。あえて視界から消すことはせず、来月に絶対読む誓いとしていた。
10月に入って、涼しい夜風と虫の音色を感じながら読む時間に、静かな嬉しさを感じている。最近はスマホの利用に時間制限を設ける作戦も上手く行っているから、次はPCでのネットサーフィン防止策を設けることである。私の可処分時間を巡る戦いはまだ終わらない。
Software Desingの9月号は、LLMアプリ開発の話…なのだけど、気になっていたのは右下に書かれていた「完全理解文字コード」という文字。
ANSIとUTF-8の違いでWindowsを恨んだ数は数えてもいないが、パンを食べた数より多いかもしれないんだ。
文字コードが制定されてきた歴史、日本語らしい外字*1・異体字*2の問題、文字のソート順が違う問題は、日頃は毛ほども意識しない問題だったため「へー」と感嘆しながら読む。
一番面白かったのは、第三特集の 「絵文字の符号化技術」。仕事では、絵文字を弾くために正規表現を組んだことぐらいでしか意識してなかったが、意外にも表現方法が多彩なことにまず驚く。
- 基本タイプ：文字と同じく1符号で表せる。助かる。
- 肌の色が異なる絵文字：元文字+色を表す字を加える。肌色を変更できる元文字は、134種類もあるらしい。吸血鬼🧛（U+1F9DB）の肌色まで変えられる。誰が要望出したの？？
- 国・地域の旗：原則は専用に割り当てたアルファベット文字2文字で設定。イレギュラーはタグ専用文字で囲んで表現。1つの絵文字を表すのに7文字使う。
- 絵文字の結合：元絵文字の記号に、＋を表す記号を使って足していく。男性絵文字+PCで男性技術者。レモン+緑色の四角でライム。そうはならんやろ。
など、表現方法だけで多種多様。Slackで見た時はすっと整列しているから分からなかったが、あれは裏で整理をしてくれた人がいたんだなぁ。
上で見たように、単純に文字数を測ろうとしたら、1つの絵文字なのに15文字と判定されるということも初耳。私の実装が大丈夫だったのかすら不安になってきた。
かわいらしいEmojiの裏側で決してかわいくない複雑な制御と考慮が求められるようになりました。p.86 右段5行目
微笑ましいオチ文章と共に、読後感の良い特集だった。これだけで買ったかいがある。
他にも、コンテナアプリケーションの使い分け、パッケージマネージャーNix連載、つまみ食い関数型、「インターネットの姿を捉える」など、連載がどれも魅力的で触りたくなってくる。昔に本屋で開いた時には、読みたい連載ないなぁと思った気がしたのだが、編集陣の尽力には頭が下がる思いである。
新連載は『技術選定の舞台裏』で、Mixi2を作る過程でどんな技術を選んだのかという話。フロントから監視まで、ロジカルに合理性をもって選ばれている話を読んでいるのは面白かったが、私もこうなれるのか…？ と考えたら震えあがってしまった。
次はやっと追いついた10月号。ネットワークの特集が楽しみである。
ごはん
朝食：菓子パン
昼食：（中食）チキン南蛮弁当
夕食：食べず
*1:Unicode等に含まれていない、規格化されてない文字の総称らしい。渡邊さんの”なべ”部分って、神経衰弱になるくらに多いけど、どれだけあるんだろうね。
*2:"はしごだか"って言われるような字だ。
