生存報告所

日記だよ!

3/4 ドバイの平和が吹き飛んだので徳島へ

3/4(火) 睡眠時間5時間半

あらすじ:チュニジア観光ツアーへ行くはずだったのだが、ドバイ空港の安全が吹き飛んで中止になったため、代わりに国内旅行をしているところ。

行程:大阪 ~ 徳島(現在地) ~ 未定

今日の地図

やったこと

 昨晩は親戚宅で寝させてもらい、8時前に起床。時事ニュースを見ながら雑談を重ねて、8時半に出発。

地元が関東以外だから、こうやって旅行に出た時に拠点があったり、会う理由が出来たりするのは嬉しいところだなぁ。

和歌山港

 昨晩の布団で、「どうやって徳島へ渡るか」を2人で調べていた。

  • なんばから出ているらしい高速バスを使って、淡路島経由ルート。
  • JRで青春18きっぷを使い、岡山へ上ってから降りていくルート。

の2択で考えていたのだが、昨晩に急浮上したのが

  • 和歌山港へ行き、フェリーで徳島港へと行くルート。

高知行くついでに徳島にも寄りたいが、バスだと本が読めないタイプだから公共交通機関で行きたいという私の我儘を叶えてくれる一番良さそうなプランだ!

 

 というわけで、プランは南海電鉄で和歌山港へ。さらに調べると、南海には「とくしま好きっぷ」というフェリーとセットの券があるらしい。

フェリーの料金が2,500円なのに、このチケットは電車の片道切符もついて2,500円。新今宮駅から乗った私の電車料金1,000円は完全に無料なのである。

流石関西の私鉄! 安く買えたら自慢したくなってしまう関西人の習性をよくわかってるなぁ!

安く買うたんよ~
隣の奥さん分かります? (電車は)タダやで。多田じゃなくて無料。

 

 ビジネスバッグを抱えたスーツの方々と一緒にホームへ立ち、座って気付けば周りはガラガラ。終点の和歌山港でドアが開くと、途端に潮風が招き入れられた。

駅に降りたってまずは数回深呼吸。湿度高め、粘度高めの新鮮な海風は久しぶり。和歌山の空気を入れて、向かうは直結のフェリー乗り場。

船内

どこぞのエロゲかと思った
「阿波野 まい」と呼ぶらしい*1

 船内はかなり広く、机といすの休憩スペースを挟み、寝転がれる絨毯スペースも8か所以上。平日昼ということもあってか、1スペース2, 3人というほぼ貸し切りのような状態で乗ることができて、とても過ごしやすい2時間半のクルーズとなった。

船内で日記をいくらか書いて、開いたのは『殺し屋の営業術』という本。

殺し屋の営業術

 本屋大賞にノミネートされた10作品のうちの一つ。普段、噂の文学系を読む趣味はないのだが、友人が「本屋大賞10作品の中から大賞を当てる」という取り組みをしていたので、私も付き合って1冊読んでみることにした。

 

 主人公は、ブラック会社で営業成績1位の男、鳥井一樹。昭和からタイムスリップしてきたワーカホリックの権化であり、人からすれば異常とも思える執念で仕事に向き合っていた。 

あるとき、営業に向かった先で殺し屋集団の現場と遭遇。自分も殺されそうになったが、代わりに殺し屋の営業としてノルマを達成するという条件で命拾いする。

作るべきノルマは2週間で2億。知らない業界で、顧客リストもない鳥井はどうするのか…!?

 

 江戸川乱歩賞や本屋大賞ノミネートに選ばれるだけあって、確かに面白い本である。だが、本屋大賞を取るにはもう一声だなぁ…というのが、私の正直なところ。ミステリーを期待して読み始めたら、スカっと系娯楽小説に近かったのが味違いだったのかも。

ハードカバーでは、巻末に江戸川乱歩賞受賞時の選評が載っている。私ならこういうページを入れるなぁ、という考えを東野圭吾先生が全て言語化してくださったので、さすがミステリの大家である。

 

 いろいろ書いたが、続編が出るなら買って読みたいなぁと思う本ではあったので、また本屋で探してみよう。

 

徳島にて

 昼過ぎに徳島港へ到着! そこからバスで徳島駅へ。

宮崎とかでもあったけど、南では緑地帯にヤシ系を植える風習でもあるのだろうか。

 人口、約68万人。すだちと鳴門で有名な場所であり、近畿と四国を結ぶ玄関口でもある。

 

 ここは「徳島ラーメンが旨いらしい」という事前情報しかもっていない私は、とりあえずamicoの1階にある観光案内所へと向かう*2

中に入るや否や、職員さんの案内を受けて市街のおすすめ観光スポットを教えてもらう。「徳島ラーメンを食べてみたいんですけど…」というと、市街のラーメン店情報を一つにまとめて食べ歩きマップをいただいた。準備が良すぎる!!

「”いのたに”さんは観光の方によく聞かれるけど、売り切れたら早めに閉まるから電話したほうがいいかも…」なんて付随情報も教えてくださった。こんな情報が無料でいいの!?? 観光協会ありがとう!

 

 昼ごはんで食欲を満たした後は、どこか徳島らしいスポットを一つ観光したい。

 というわけで、やってきたのは市内に位置する『阿波おどり会館』。日本三大盆踊りの一つに挙げられる阿波踊りだから、見るためには8月に来なければいけないのか…と思ったが、なんとこの会館では毎日盆踊りの公演が行われている。

専属チームが昼に4回、夜には有名グループが日替わりで公演しているというのだから、かなり力が入っている。文化を400年続けるためにはこれくらいしないといけないのかもしれない。

 公演を見たり、お囃子を奏でる鳴り物の説明を受けたり、実際に自分たちで踊ってみたり。40分で阿波踊りの魅力をぐっと伝えるような構成で、満足。

実際に踊ってみると、手を上げ足を動かして踊るだけなんて簡単…なんて言えるわけもない。1分も腕を上げて続けているだけで疲れてくるし、腕と足が同じタイミングで動いてくれない! 女性踊りはずっと爪先立ちである。体幹のエリートでいらっしゃる。

徳島出身の方にはまだ出会ったことないが、「一番しんどい部活は阿波踊り部」なんて伝説があるに違いない。

 ラーメンと阿波踊りを見ることが出来てとりあえず満足。

 土産物屋でいくらか買い込んだら、今回の旅の本命である高知県へと歩を向ける。

高知行き

 時刻は16時過ぎ。

私「青春18きっぷで高知駅へと行きたいんですけど、今からいけます?」

みどりの窓口「無理ですねぇ」

 

そんな馬鹿なと思いながら、中間地点である阿波池田駅の時刻表を調べてみる。

 普通電車よりも特急電車の方が多いやんけ~~!!!

 赤ペン先生のご乱心かと思った。

 

 青春18きっぷの対象はあいにく普通電車のみ。この時刻表によると、13時49分発が最後である。電車社会ではないと思っていたが、昼に終電はさすがに予想してなかったな…。

 

 そんなことを駅員さんと話し、おとなしく特急券を買うことに。まぁ、こういう理由でもないと特急に乗れない人だから、良い機会かもしれない。ふわふわシートだぁ!

お供は、徳島といえばの「神山すだちサイダー」
甘さ控えめで、すだちらしくすっきりしているところが好き。

高知にて

 時刻は21時。高知駅に到着。

 車内でカプセルホテルを予約したので、まずは40Lのリュックを降ろす。荷物は極力少なくしているとはいえ、これを担いで1日歩いていると、いくらかくたびれる。

 

 羽が生えたように軽くなった体で、次は飲み屋探し。宿のにいちゃんに「食べるならひろめ市場がおすすめですよ!」と聞いて行ってみたが、夜の市場は一人だと心細くてUターン。

近くにあった「おひとり様歓迎!」と書かれていた飲み屋へと入った。

 

 30分後、そこには食欲だけを満たし、どこか寂しい青年が1人立っていた。

 ご飯は大変おいしかったが、「地元の人と話す」という目標が達成できなかった。調理場目の前のカウンターに座ったのに、「今忙しそうだし、声かけたら迷惑だよね。」「ラストオーダーも終わったから、片付けしたいよね」と考えてしまいがち。

 

 私が気兼ねなく地元の人と話せる場所…そうだ、キャバクラだ!

 昔、「新卒で一番頑張ったで賞」みたいなものを取ったときに、社長に「祝いはどこで食べたい?」と聞かれ「キャバクラで!!」と言ったことがある。

その時は「アホか!会社の金で行けるか!」と言われて流れてしまい、行くことができていなかった。

 

 ここなら知り合いもいないだろうし、人生経験として1度は自分の金で行ってみるのもよいだろう。そんな理屈を重ねて自分を納得させたので、順番に店を巡り、一つのクラブへ入っていった。

 

 ドキドキしながら店の扉を開けると、すかさず黒服のお兄さんがやってくる。

 店に入って最初の感想は、「これ建築知識で見たやつだ!!」という場違いな言葉。風営法を守った少し薄暗い光。周りの床より低くなっているテーブルとソファーの配置。人の高さにパーティションを置きつつも、ガラスで客同士の目線を遮る設計。

全てが非日常で彩られた空間にワクワクしつつ、黒服の先導の元、品よく並べられたコップの並ぶ席に座る。

 

 嬢を待っている間に喉が渇いたので水を入れようとしたら、「お前が作るの!?」みたいな目で、すかさず黒服が飛んできた。「こちらでご用意いたしますので…」と言いながらトングと氷が没収される。

慣れてなくてほんますみません。作法までは建築知識に書いてなかったんですよ。

 

 そこからは、90分で3人の女性とおしゃべり。60分予定だったのに、最後の人が面白すぎて30分延長してしまった。

金額はー、まーやめておこう。明細を見せられた時、「3回行ったらSwitch2買えるんじゃないの!?」 とちょっとびびった。

 

 調子に乗ってウイスキーを飲みすぎてしまったので、千鳥足で宿に帰って、寝落ち。

 LINE交換した嬢たちにお礼状だけ送った記憶がある。

ごはん

 朝食:具だくさんスープ

 昼食:(外食)徳島ラーメン

 夕食:生カツオの刺身など

 

 昼は元祖徳島ラーメンらしい、”いのたに”さんで食事。ちぢれの中華麺と、濃い豚骨醤油がよく絡み、大変満足の品だった。そして東京よりも安い!!

大盛りで900円でいいの? もっと出させてと思ったので、めんまと卵まで追加。徳島ラーメンが全国展開を果たしたのも納得の味だった。

 

この後、胡椒を入れて後悔した。
風味が全部黒色に変わるから、おすすめしないかも…。

 夜は高知でカツオ! 生カツオの刺身を注文したら、銀ギラギンの肌をまとったイケてるカツオが出て驚いた。さりげなくない。本場のカツオってこんな旨そうなの!??


 高知では有名らしい「ちくきゅう」「ウツボのから揚げ」も注文し、おともには親子丼と美丈夫を選択。米と魚と野菜を全部味わった豪華な夜だった。満足、満足。

 

*1:南海フェリーについて | 南海フェリー株式会社

*2:普通にamicoの中へ入ってしまい、見つからずにさまよった。外に入り口があるのね…。