3/5(木) 睡眠時間9時間
あらすじ:チュニジア観光ツアーへ行くはずだったのだが、ドバイ空港の安全が吹き飛んで中止になったため、代わりに国内旅行をしているところ。
行程:大阪 ~ 徳島 ~ 高知(現在地)

やったこと
ぐっすり寝て、真っ暗なカプセルの中で気づけば9時。「暗いのによく起きられたもんだ」という自分への感嘆と、「よくもバカみたいに飲んだもんだ」という自分への後悔が同時に訪れる。れっきとした二日酔いである。私のアルコール限度は、ウイスキーボトル1/3程度なのかもしれない。
熱いシャワーで強制的に頭を起こし、とりあえず出発準備はOK。肝臓の稼働を期待しつつ、今日のプランを立てることにしよう。
まずは駅前の観光協会へレッツゴー!
観光協会
高知市の観光への力の入れ具合はすごい。何がすごいかって、駅の最寄りの建物が観光協会の建物なのである。
田舎の中の都会駅に住んでいた者の感覚なのだが、駅の最寄りにはとりあえず外食店か巨大スーパー、またはホテルがあって、その中の隅に、観光協会のスペースがちょこんと置かれているぐらいの扱いだと思うのだ。
しかし高知県は違う。観光協会だけの建物が、駅を出てすぐのスペースに存在する。「どこに観光いけばいいのか分からなかった。高知はなんもないなー」と観光客に言わせないために、全力を尽くしているようにさえ見える。
観光協会に入ると、ここでも即座に「いかがされました?」という案内を受ける。高知の観光スポットを聞いて、地図をもらって今日のプラン立ては完了。
すごい、昨晩90分かけてキャバ嬢に聞いた観光スポットが3分でわかった! しかも情報料は無料!?
知らない土地へ行った旅人は、スマホを見るよりもキャバ嬢と話すよりもまず観光協会へと行こう。
余談だが、高知駅の最寄りスペースにあるのは、観光協会の他にバス・路面電車乗り場とコーナンのみ。なんで食料品スーパーじゃなくてコーナンなの!?
高知県民は、卵を買うノリで木材とペンキでも買うのか!??

日用品もあるのは便利かぁ
高知城見学
路面電車に乗って、まずは高知城を見学。
高知市内外を結ぶ路面電車は、道路の緑地帯に値する位置に線路がひかれ、老若男女の市民を運んでいる。車体の種類も多いようで、広告もりもりの資本主義号やアンパンマン*1デコ号まで様々。

映画で有名になったという「はりまや橋」で乗り換えて、向かうは高知城。
入口前の広場では、幼稚園児たちとその他ファミリーがランチョンマットを広げてお弁当を食べていた。思わず、周りの人たちと一緒に「平和だなぁ」と溢す。
育児にも良さそうな街だなぁ、高知。
階段をのぼり、天守の周りをぐるぐると歩きながら登っていく。平日昼間の観光だからか、人もほぼおらず、展示室単位で見ればほぼ貸し切り状態。後ろの人が来ているから、解説読み飛ばさなきゃ…みたいな遠慮も不要である。
ほどよい人数でありがとう高知城! もっと来て観光客!

逆に持ち手と足場になってしまうんじゃね…? と思ったけど、どうなんだろう

天気がよかったため、座ってひなたぼっこのように外を眺めるご老人も

26段階は気の遠くなるような作業量である。
桂浜&桂浜水族館
次に向かうのは、桂浜。クラブで聞いた時「カップルが多そうな名前!」と言ったが、「龍馬像があるのと、”ハマスイ”は面白いからおすすめ~」という話を聞いていた。
MY遊バスという安い往復チケットを買って、いざ出発。このチケット、バスの往復だけでなく、路面電車が市内乗り放題になったり、レストランなどでジュースサービスがあるなど、多くの店で特典がある。
どこも遠いけど、巡ってもらおうと連携に力を入れている。すごいぞ、高知!
市内から路線バスで40分ほど。白基調の建物で揃えられた桂浜へと到着した。若いカップルばかりで男1人旅は浮くんじゃないかと思っていたが、暇を持て余したジャリボーイ達がいたり、ご老人夫婦がいたり、ファミリーが楽しそうにしていたり…一人旅は私だけだ! すごく寂しい気がする!!
縁づくりをさぼってきた私が泣いたが、気を取り直して水族館へ。
桂浜水族館は、本当にここ!? と自分の目を疑うくらい小さい。渋谷駅のホームを全部足したほうが広いんじゃないかと思うくらい。
入場料も1,600円かかるし…と止めるか敬遠しそうになる気持ちがあったが、入ってみると!

とっても面白い!!
桂浜水族館、略してハマスイの面白かった点を3点紹介したい。
① クセをふんだんに出した展示

この写真だけで、おもろい水族館だということが伝わると思う。ドクターフィッシュを「無免許」とあらわす比喩の選択。その手があったかと唸ってしまう。
建物内にある展示では、「水槽テーマ:線差万別」で模様のある魚をまとめているように、それぞれに故事成語をもじった展示をしていた。
毎度、くすっと笑ってしまいそうなくらい言葉の使い方が面白い!
② それでいて誠実な説明
しかし、クセの強い展示だけでは人を置いてけぼりにしてしまう。
社会でクセが強い人も、普段は言葉を尽くしているからこそ、「行動が個性的だね」を許される。これをしていないと、奇抜的な行動は「自分勝手なパフォーマンス」「身勝手で集団を乱すだけ」としか見られない。
以下の展示もそうだ。

「アキラの部屋」という、水族館に似つかわしくない赤いベールに隠された部屋がある。
開いて入ると、そこには多種多様の爬虫類たちが展示されている。部屋のど真ん中には、深紅のソファーが一つ。異様な展示物のなかでもひときわ目を引くのが、写真の展示。蛇が入ったケースの合間に、当然のようにモビルスーツやアイドルの宣材写真も展示されている。
なんで? という気持ちを飲み込んで、説明を読むと「趣味のもので囲まれたいというオタクの部屋を作るのは大変なので、こちらに作りました。(意訳)」という内容がA4ページ1枚にわたって書かれていた。それ以降は、卒論レポート並みに書かれた生き物の説明もある。
クセの強さをフォローするためのすごく丁寧な説明である。でも水族館にこの部屋がある理由は、おいらさっぱりわかんねぇ!
各水槽の展示にも魚の説明ブックがあり、読めば「へぇ~」と楽しめること請け合い。
③ 生き物との距離が近い
なんといってもここの大きな特徴は、「えさやりパラダイス」と表現するくらいに、多くの生き物へとえさやり体験ができること。そのため、生き物の距離が滅茶苦茶近い!

野生を忘れた動物たちは、人間を全て餌やりマシーンと見ているらしく、人が近づく度に期待を込めて接近してくる。他の場所じゃ見られないくらいに近い!
そのつぶらな瞳を見ていると、「しょうがねぇなぁ」と言いながら餌の1つや2つはあげたくなってくる。
なんて展示が上手いんだ、 ハマスイ!
キリの良い時間には、動物パフォーマンスも行われる。自分の餌代を稼ぐために芸を覚えこんだトドが、観客の目の前まで来て芸を披露してくれる。


遠くで見るとかわいらしく見えるトドだが、近くで見るとさすがに少し怖い。MCのお兄さんの解説によると、メスの体重は200㎏だが、オスの場合は1,000㎏になることもあるのだとか。
午前中のパフォーマンスでは、園児20人を泣かせてしまったらしいトドちゃん。この5倍サイズがいたら、園児は二度と水族館へ行かなくなってしまいそう…。
そんなこんなで、1人ながらかなり桂浜水族館を楽しんだ。
ゴミもほぼない浜の景色も綺麗だったけど、1人だと( ´_ゝ`)フーン という感想で終わってしまいがち。また来るわ、竜馬。
クラブ
バスで高知市内に戻ってきて、昨日と同じホテルでまた荷物をほどく。
久しぶりの長距離散歩で歩き疲れたのもあって、ギャラリーフェイク40巻を読みながら少々休憩。最近は、サラがフジタに惚れている描写がどんどん増えてきた気がする。ダークな男の方がモテるのかねぇ。
時刻は20時。昨晩行ったクラブが開く時間である。
二晩連続は流石に破産してしまうし、行く気もなかったのだが、昨晩にLINE交換したお姉さんと朝から1日やりとりしていたら、お礼参りでもするか~という気持ちもこみあげてきた。この男、ちょろすぎる。
20時ならまだ安いし? 1時間ちょっきりで終わったらまぁ大丈夫でしょ? と言い訳を重ねて、再度入店。
意を決して入ったはいいが、早すぎたのか黒服の兄ちゃんも来なくて、5分くらいおっかなびっくりドアを開け閉めしてた。
たまたま通りかかったキャストさんに繋いでもらって、なんとか入店。
お姉さんを指名すると「来るまで30分ほどお待ちいただけますか…?」と苦そうな顔。早くから呼びつけてめっちゃごめんなさい。そうよね、全員が20時からいるわけないよね。
いらっしゃったお姉さんと今晩もおしゃべり。
ゲラでテンポの速い返事を楽しみながらも、「朝8時から客とやりとりしてるの偉すぎません!? 尊敬してまた来ちゃいましたよ」と伝えてみる。
すると「5時起きで子供の弁当作って、昼の仕事してた~」と言うのだから、私の劣情が引っ込んで、さらに尊敬度が増してゆく。高知の女、強いわ~。
ウイスキーには今朝苦しめられたため、今日はひたすらにオレンジジュースを選択。
人寂しくなった日だったが、楽しい夜となった。高知に水族館はあと2つあるらしい。次の高知観光は車だなぁ。
「キャバ狂い」という言葉のプラスのイメージは全くなかったが、はまってしまう人の気持ちもわかってしまった。青春時代に出会いの時期を逸してしまった寂しい男は、ゲラで笑ってくれる会話が出来る機会なんて本当に無い。普段使うあてのない金をそこにつぎ込んでしまう人も出るだろう。
家の近所で行ってなくて本当によかった。はよ相手探して結婚しよ。
ごはん
朝食:菓子パン
昼食:うどん + 鯨の刺身
夕食:うみさちラーメン
昼はひろめ市場でのお食事。夜とは雰囲気が少し違い、がやがやよりも和気あいあいとしていて初心者にも入りやすい。美味しい海鮮料理を! と思っていたが、二日酔いが強くてうどんを選択。
興味本位で食べてみた鯨は冷凍出たてで固かった…。食レポの語彙が少なくて申し訳ないが、味は”海鮮の牛タン”という感じ? かなり淡泊で、気づいたら食べ終わっていたに近かった。
ウツボもだけど、高知は釣ったものはなんでも食べるんだな…。
桂浜の帰り際、夕方に小腹がすいたので食事処を巡っていると、海鮮ラーメンという珍しい文言が飛び込んできた。
観光地価格だよな~ と渋い顔しながら幟を見ると、東京のラーメン屋大盛とほぼ同じ。つまりヨシ!

大きな貝が目を引くが、スープはあっさり。
白と黒の海藻? はメンマとはまた違った歯ごたえがあり、異色ラーメンとして美味しくいただきました。満足、満足。
*1:高知県は、アンパンマン原作のやなせたかし氏の故郷らしい。