生存報告所

日記だよ!

4/12 技術書典20

4/12(日) 睡眠時間8時間半

君、口撃力高いって言われない?

キャラゲーのように自分で台詞を仕込んだわけではなく、性格設定だけ与えたAIに数パターンずつセリフを作ってもらったため、予想もしないセリフばかりで楽しい。やはり、サプライズは面白さを彩るの最大の要素だよ。

このままリアルタイムに無限とセリフを作ってほしいが、LLMの組み込むのはコストが高すぎるという動画を見て納得していた*1ので、いましばらくは生成させたセリフを表示させて楽しみたいところである。

それはそうと、プライベートタスクが遅延してばかりなので、まったく笑顔になってくれないのが少し悲しい。まずはこの日記から取り組もう。

やったこと

移動

 昼前に起きて、温かい日差しの下で二度寝したいという誘惑に一瞬襲われる。

 しかし昨日は引きこもったため、今日は外に出た方がいい。友人を誘って断られたので、1人で技術書典行きである。

 

 リュックに荷物を詰め込んで、家を出る。丁度お昼時の電車は人が少なく、楽に席を見つけられた。

座ることしばし…、合宿シナリオでも考えるかとボールペンと紙を取り出す。とりあえず今考えている要素を少し書き出し始めると…アイデアが止まらない

布団の中やデスクの前で生成AIと考えているときは散々唸っていたのに、電車内で不安定な今が、一番アイデアが出てくるのである。これは楽しい。

 

「この演出をしたいなら、あのボドゲのアイデア使えるんじゃないか? 」

「ここで潜入シナリオをするなら、あの漫画の流れが使えるじゃん!」

思いついたネタを雑な文字で紙に書き留め、あちこちに書きなぐった要素を線でつなぎとめる。30分でA4用紙1ページが埋まり、これだけでも今日は外に出て良かったと言える結果。家で唸ってても良い考えは出てこないもんだなぁ。

 

 電車の中で手持ちのノートへと必死にメモ取る姿はかなり怪しいのだが、その昔「東京は変な人が多いから、変なことをしていても関西より白い目で見られないよ」と友人も言っていた。

確かにその通りかもしれない。何も気にせず書きなぐっていた。

いちおう読めるメモ

 帰りの電車でも紙を取り出したが、神託はまったく無し。アイデアが降ってくる黄金パターンのうち、何かが足りなかったようだ…。

技術書典20

 来るまでに今日1日の本懐を果たしたような気になっていたが、本命はこのイベントである。

毎度おなじみになってきた、サンシャインシティの展示ホールD。第20回目の技術書典だ!

 

 13時は午後だしもう人も少ないでしょ…と思っていたが、全然そんなことは無い。2列に並んだ列は長すぎて、2匹目の大蛇を形成している。

入場用QRコードを用意しながら5分ほど待機して入場。ざっと展示ホール内を見渡して…人が多い!

前よりも混んでいるような…と思ったら気のせいではない。開催される度に参加サークル数が増えているようで、今年はとうとうホール両側の壁にまでサークル出展列ができていた。20回という継続の力は凄まじいな。技術書界のコミケの地位を築いていることがよく分かる。

今は1,011坪の展示ホールDだが、次は1,200坪の展示ホールAに移動しているかもしれない。

 

 数年前に初めて来た時は言語や物理基盤系の本、いわゆる”情報系”・”工学系”が多かったような気がするが、生成AIによって情報技術へのハードルが下がった今は、「AIと○○やってみた」系の本も多い。

また、エンジニアリング文化出身の人が、何か別の取り組みを行った結果を「○○の技術」としてアウトプットしている本も。

 

 企業レベルだと技術を隠すことは競争力に繋がるが、現場レベルではどんどんアウトプットを進めた方が、自分の知識の再確認にも繋がる。

以前より技術を教える・教えられるという関係の深かったITエンジニア界隈では、「アウトプットしよう!」という空気感が強かったが、ITエンジニア畑出身の人や、他の業界からの初心者を経由して文化が広がっていくのは、世の中にとって素敵なことではないだろうか。

 

 技術を深めるよりも技術の使い方や人の工夫について興味が向きがちな私としても、楽しいお祭りである。

今月は既に脳内の娯楽予算をオーバーしているため買い物を抑制したかったのだが、ブースを一周しているうちに何冊か購入させていただいた。

これは書籍代に勘定したので、セーフとする。

 

 残るミッションは、お世話になっている人へご挨拶。

 いつも爽やかでバイタリティの溢れるMさんからは、「Leonさんも、ボードゲーム系の本とかで出したらいいじゃないですか!」とお声をいただく。

私程度の若輩者がアウトプットなんて…と思っていたが、もう社会人5年目。若さとベテランの踊り場で、何か始めてみてもいいかもしれない。

 私とお話ししている間にも、「あっ、Mさんお疲れ様です。」と次々に人が声をかけて行く。「○○さん、ボードゲーム好きですか? 彼が好きなので、会社でボドゲ会をするときにはぜひ呼んであげてください。」とまで紹介いただくから、ありがたいような怖いような…。聖人かな?

息を吸うように人の輪を繋げていく。コネクティング・ドッツを体現したような人だ。

 

 恐縮しながら挨拶し、「今度、徹夜で発表を見るイベントあるんですよ」と聞いたときには、その場で登録した。

「Leonさん興味あったんですか!?」と驚かれるも、正直今まで全く触れたことの無い製品に関する発表である。だが、20代のうちに自分の興味範囲を制限するのも勿体ない。

こういうのはノリと勢い。紹介いただいて体が空いているなら、とりあえず行ってみるのだ。

 

 ご挨拶を終えて撤退。1時間でかなりの刺激を受けた気がする。次はあっち側に立てるかな。

ボドゲだけじゃネタが弱い。何か掛け算の先を。

池袋買い物散歩

 撤退したが、たまに外に出た日には用事をいくつか終えてしまいたい。

 そのうちの一つは、プラモ作りで出たランナー*2の廃棄である。

ゴミ捨て

 ガンプラで言わずと知れたBANDAI SPIRITSさんは、プラモ作成中に出るランナーの残りを回収してリサイクルされている。

ガンプラリサイクルプロジェクト|バンダイ ホビーセンター

 プラモのランナーは捨てるにしても嵩張るため、いつもプラスチックゴミが膨らみがち。これをリサイクルして環境改善をしてくれるのであれば、心がちょっと嬉しくなる。

 

 秋葉原に回収店舗があることは知っていたが、調べてみると池袋にもあるらしい。

 場所は3階。今いる展示ホールの上の階である。

 

 というわけで

来たぞ! ガシャポンのデパート池袋総本店!

 

 四方にあるのは、1.8mという少し見上げる高さにまで積まれたガシャポンの山。内容はプリキュア・アイマスなどのアニメから、本の挿絵にあった動物、ボクシングのグローブまで多種多様。

客層の幅も、ファミリーからカップル、女性複数人まで多種多様。私のような眼鏡のオタク以外は大体いた気がする。

そんな場所だから…

カプセルトイの世界売上No.1を取ったらしい

流石、戦後に精巧すぎるオモチャを作って食料品を買った国である*3。小さくてかわいいものを作らせたらトップクラスである。良いものを作られた結果だろうし、それを売り上げへと繋げたのが素晴らしい。

 

 そんな明るくキャピキャピ眩しい空間の左端を歩き、トイレと自販機のある一角へとたどり着く。見るのを楽しんだが、私の目的はガシャポンじゃない。

ランナーリサイクルプロジェクトの筐体である!

電灯の微妙な薄暗さが、ここが私の住処だと教えてくれている気がする

 

 ガンプラ数個分のランナーを取り出し、早速左端の回収口へと入れていく。小分けに入れた後は、子どもの身長に合わせた高さの赤いボタンを押す。

光る、動く、捨てられる! これ、これがいいんだよね!

身体は三十路手前、心は小学3年生。遠足でお菓子生産工場を見た時の胸のときめきを思い出した。

 

何度かに分けて楽しみ、空になったビニール袋をリュックに入れる。

楽しかったので、また作って持ってくることにしよう。

イエサブ

 家の掃除をしたし…ランナーも捨てたし…本を買ってもいいよね!

サンシャインシティを出て、次はイエローサブマリンへ。

 

 関東5年目ともなると、地図を見なくてもイエサブへ行ける。

 細い入り口から6Fのエレベーターに乗って入店。まずはレジ前のボドゲコーナーを一瞥する。今年頭に友人から聞いた『ヘルパゴス』の人気が徐々に出ている気がする。時代は半協力ゲーなのかな?

今の私はボドゲ収集・プレイ欲が落ち着いているため、本日はTRPGコーナーへ。何かが間違って、サタスペの新刊でもないだろうかと散策する。

今週のランキング上位はソード・ワールド2.5のサプリ。英雄側ではなく、魔王の配下としてランダム生成される魔王城攻略するのだとか?  どこか『勇者のくせになまいきだ。』を思い出させる。

 

 ソードワールド2.0で遊んでいたので2.5は敬遠していたのだが、今はシナリオづくりのためにどんなギミックでも参考にしたい。初めての2.5はサプリメントでもいいじゃない! というわけで、売り上げに1冊貢献した。

 

 『ドキドキつよいデッキ 25の王道』がどこにも販売されてないことに安心して退店。最近のカードゲームは、どれも可愛くてかっこいい絵柄ばかりで、ふっと手を出したくなってしまう。見た目は華やかだけど、財布へのダメージは大きい。

現代が生み出した美麗なモンスターは怖い。カード一覧ブックという名の画集だけ買おうかな~。

 家の掃除をしたし…ランナーも捨てたし…漫画を買ってもいいよね!

 というわけで、足の向くまま池袋ジュンク堂へ。地元近くの本屋では見つからなかった漫画も本も、ここなら大体揃ってる!

 

 『あっこれも読みたかったんだよね』と手を伸ばして、気づいたら4,000円ほど。これも書籍代だから、脳内勘定はセーフなんだ

何より、本は読んだらスキャンするのでいずれ減る…はず。

沢山買ったね。GWが楽しみだね。

 

戦利品確認

駄菓子屋を支える技術

 この技術書展という場で駄菓子屋?

 『Youはどうしてこの場所へ?』と聞くような気持で購入してみた。

 

 店主は、息子さんの質問に答えているうちに、世界を探求する手伝いがしたいと考えたお方。子ども向けに知識を数珠つなぎに広げていくような知育アプリを作ったが、スマホフィルター、親フィルター、他の娯楽アプリという難題を乗り越えて届けるのは簡単でなかった

そして、子供に直接届けられる場所として、駄菓子屋を作ろうと思い立つ。

 

 素敵な決意だが、志という片輪だけでは理想の道へは進めない。そこに計画と実行という片輪を組み合わせることで、初めて理想へと動き出す。

飯を食っていくための仕事(=ライスワーク)を確保したうえで、物件探し、補助金の有効活用、サポーター制度、地域の人達との協力…という交流を経て、趣味の仕事(=ライフワーク)を成り立たせた話が載っている。

不言実行ではなく有言実行することで、「なまけ癖」があっても物事が強制的に動き出したという話は、似たような気質のある私も真似したいところ。

 

 「技術」とは、手元の国語辞典*4だと

①あるものごとをうまくおこなうわざ(・方法)。

と紹介されている。

 

アーケードゲームとして自作クイズアプリを届け、地域に受け入れられて1年半。そのために行ってきた道のりを紹介したこの本は、まぎれもなく『駄菓子屋を支える技術』であろう。

 

 いい話だ…と思いながら、陽が沈む、夕暮れの帰りの電車で本を閉じた。

実践編 店舗を読み解く技術

 毎日使うほど身近なのに、全く気にしたこともない小売業界。

 ウィンドウショッピングもしないし、本以外の必需品は大体通販で買ってしまう私なので、店舗の工夫や仕組みを読み解ける人の話は読んでみたい。そんな気持ちで購入。

 

  • 店の導線ポイントを第1マグネット、第2マグネットと呼ぶこと
  • 毎日安さを売りにして回転率を上げる戦略はEDLP*5と呼ぶこと。
  • 商品構成グラフとしてレンジ・ライン・ポイントという着目点があること。

身近なのに全く知らない分野の知識ばかりで、読むのが面白い。

 

 ドラッグストアのお風呂洗剤売り場を見ることで、その販売戦略の違いを読み解いてしまうのは、何かの探偵業かと思うほど。

コスモスドラッグは市場開拓の強い意志、ウェルシアはまんべんなく勢ぞろい。クスリのアオキは、堅実な商品配置だそうですよ。

メーカーの販売者さんは、店舗を巡ってこんなところを見ていたのかと思うと、TRPGのRP幅が広がる気がするな。

 

 北海道土産のオススメ、Amazonの配送拠点へと見学してきた話、Podcastの文字起こし結果。同人誌らしい話題のサラダボウルで、満足度の高い1冊だった。

既刊も面白そう

その文章誰が読むの?

 「これ、無料でお配りしているんですよ。1冊いかがですか?」と笑顔で手渡されたのは、編集部1年目の怒られリストを集めた本らしい。

 

 日記を書いてる者として々文章力は向上させたいと日々願っているため、見逃すわけにはいかない。

編集長、もう怒らないでください」という切実なメッセージから始まる本書の内容は、文字越しに見ても「ウッ」と言いたくなるお言葉ばかり。

特にもう「声に出して読め」なんて特にね。最近できてなかったけど、昨日の日記はそうやって確認しなおした。この日記もそうする。

 

 この筆者は読者の興味を惹くことが必須な編集者であるが、私はただの日記の書き手。「日記だから、こんなアドバイスは必要ない!」とそっぽ向くのも自由だが、こんなポイントを意識したら、さらに読みやすく素敵な文章になるのかもしれない。

「拝承」と言いながら読み終える。

 

いただいた「声に出して読め」の栞は、しばらく使わせていただこう。

 

今朝も揺られてます4

 た~~ま~~やぁーー!!!

 

 じれったく、されど少しずつ進捗のある二人の恋物語。見守る周りの人達もまとめて、今朝も電車は運んでいく。

 

 いやー、いい話だった。

 1巻の構成が最高傑作に上手いことは以前も感じていたが、中盤クライマックスとも言えそうな4巻も素敵。4巻の終わりにして、やっと主人公2人の名前が出てくるんだよ??

ここまで何度かギャグ調エピソードもあったが、この構成のために全て計算して…? と疑いたくなる。

もう、1巻から4巻のエピソードまでまとめて劇場版として流してほしい。拍手してもう一回見直してしまいそう。

 

 4巻で一番好きなのは、第36話の「今朝も会えてません」。普通なようでやっぱり精神的ダメージを受けてる二人。でも、愚痴を吐くわけでもなく目の前の友人が困ってそうなら、何よりも大事にするという優しい一面が見えて和やかな気持ちになったところで…のラスト! 読み終わった当時、続きの配信が読めるようになるまで何度ソワソワしたことか。

 

 次巻も大変楽しみです。

 

ごはん

 朝食:バナナ2本、ヨーグルト

 昼食:(外食)ゼッテリア

 夕食:鴨うどん

 

 書籍代もかさんだし、せめて食費は軽めに…と思っていたけど、池袋駅前の大きな交差点で立ち止まり、美味しそうな匂いに釣られて右側を見るとゼッテリア。

最近バーガーを食べていなかったしな…と思ったときには、きっともう胃袋を掴まれていたのであろう。天気はいいけど、ドアを閉めてよぉ! ご馳走様でしたぁ!

*1:Steamの規約上、ユーザーにAPIキーを埋め込ませるのはだめらしい。

youtu.be

*2:プラモデルのパーツを繋ぎとめている、周りのやつ。

*3:『新ジャポニズム産業史 1945-2020』はいいぞ。

*4:三省堂 現代新国語辞典 第四版

*5:Everyday Low Priceの略。毎日安いよ! のこと。逆に特売日等のメリハリがあるのは「ハイ&ロー」らしい。